「儂らも花火と同じなんだよ。綺麗に散れたら嬉しいじゃないか」「せっかく生まれたんだもの、生きてるうちに、綺麗なものをたくさん見たいよなあ」一族の間で語り継がれる静助さん。自他共に認める花火道楽で、花火を上げるために田畑を売り、財産を切り崩す。そのせいで没落しても何食わね顔で田畑を耕す。仕方がないよ、静助さんだもん。その言葉で全てが丸く収まる、ふんわりとした物語。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2015年12月29日
- 読了日 : 2015年12月29日
- 本棚登録日 : 2015年12月29日
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