流刑地エルバ島にいた皇帝ナポレオンは、島を脱出しパリに向かった。それに合わせて新聞記者モンデールはナポレオンと因縁の深い女性たちに彼の素顔や歴史の舞台裏を取材した。
ナポレオンという名は知っていたが何をした人物か全く知らなかった。そこで、700ページ弱もある本書を手に取った。これだけ厚ければ、一通り書いてあるだろうという思惑で。
視点が面白かった。歴史の裏には必ず女性がいる。あの時、あの決断はナポレオンの妻によるものだった、みたいな。
絶対王政ブルボン王朝による貴族の繁栄から市民革命を経ての中産階級に基盤を置いた民主主義。時代の過渡期に運命に導かれるように現れたナポレオン。勉強になります本書は。
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- 感想投稿日 : 2014年2月8日
- 読了日 : 2010年11月27日
- 本棚登録日 : 2014年2月8日
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