私はこういう認識を明確に持ってなかったので、本書は有用だった。行動経済学という分野も知らなかったし、その視点からの示唆は新鮮だった。
そうなのだが、読み終わって思うのは以下のこと。
経営者は、著者の主張を認識することはできると思う。でも、実際に、それに従うにはそれなりの犠牲があり、そううまくいかないのではないか、と思う。
本書は分かりやすく、経営者なら認識している事実なのだと思う。でも、企業、経営ベースで修正されないのは不可能だからだろう。
そうだとすれば、企業の外部から企業を変えるのがこれからの本筋になるんだろうな、と思う。
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- 感想投稿日 : 2012年7月26日
- 読了日 : 2012年6月29日
- 本棚登録日 : 2012年6月27日
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