中身が全てサンプリング的な内容で著者自身のクリエイティイティはあまりない。サンプリングの内容のうち、自分自身あまり知らない世界である1章や2章は、ファッショントレンド的視点での時代解釈で非常に興味深かった。一方で自分の関心の高い後半の経済や幸福論に関する章は、ありきたりの内容の紹介にとどまり、目新しさはない。そして物的欲求に関心がない層というのも、先進国においてもマイナーな部類であり、ましてや大多数の発展途上国に住む層については、まだまだ物的欲求をクリアできるほどの豊かさには至らず。そういう意味でグローバル的にはあまり説得力がない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2016年1月3日
- 読了日 : 2016年1月3日
- 本棚登録日 : 2016年1月3日
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