鉄道の旅をしつつ、年末改めて。
多分夏の話なのだろう。
鳥捕りのところ、サザンクロスのところがどうしても悲しい。
煌びやかな色とりどりの宝石が散りばめられていて、色、色。
1ページ1ページが詩のようだから、何回も読み返したくなる。
ほんとうのさいわい、とは何だろうか。
ザネリを助けたカンパネルラ、子供たちを助けようとしたタイタニック号の青年、みなのために燃え続ける蠍、命を捨てることそれ自体が、ほんとうのさいわいのために必要なことなのだろうか。
しかし、「ほんとう」は難しく、実験と勉強でほんとうとうそを分けることはできるだろうか。
それでもしっかりやろう、頑張ろうと、思えるように。
不思議と今の方が情景が頭に浮かぶようになっていて、それが嬉しい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年12月30日
- 読了日 : 2017年12月30日
- 本棚登録日 : 2017年12月30日
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