ブクログプレゼント。幕末、明治、大正、昭和と、激動の時代を生きた女性たちの結婚と家柄にまつわる物語を、3人の主人公の視点から紡ぎだした大河ファンタジー(ってなんだ?)。一人目のお姫様こそ実在の人物だが、以降はフィクション。「女は結婚してこそ一人前」「子ども生んでナンボ」という世界ではあるが、必ずしもそれに真っ向から反対するわけではなく、それを自分のなかで消化して受け入れたり、うまくいなしてかわしたりする彼女たちの姿からは紛れもなく強さを感じる。悪くはないが、小説としてのおもしろさは、まあまあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸
- 感想投稿日 : 2017年7月25日
- 読了日 : 2017年7月25日
- 本棚登録日 : 2017年7月25日
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