ストイックな麻々原さんの表紙。
社会派を描写するときの宮部みゆきを連想する、常より硬質なかわいさんの文章。
「大阪駅のホームの端が見えてくる。
野々宮の生まれ育った街はすぐそこだった。」
‥‥もう、ここから何が始まるのか、楽しみでたまらない!上質のミステリを読むような喜びにBL要素(かなり控えめ)が加わるという、珠玉の作品でした。しかもまだ前編。未完だった旧版をもしタイムリーに読んでいたら、どれほど今回の完結を待ちわびていたことか。感謝しながら次巻へ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL小説(sakura)
- 感想投稿日 : 2013年8月13日
- 読了日 : 2013年8月13日
- 本棚登録日 : 2013年8月13日
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