佐伯泰英が時代小説に取り組んだ最初の作品。他の長編シリーズ物から知ったのだが、最初の作品と知り読了。
期待を裏切らない作品で楽しめた。
魅力的な主人公づくりはもちろんのこと、時代の市政の息吹も十分に盛り込んだ作品なので、実にリアルに感じられてよかった。小さな小さな貧乏藩。橙当主が無類の本好きとあって、工面して集めた本の数は中央にも話が知られるほど。その中にご禁制の本があるのでは?と脅かされたのが始まり。小さな藩など、どんな小さなこともおとりつぶしの材料になる、そこで。。。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年9月19日
- 読了日 : 2017年9月19日
- 本棚登録日 : 2017年9月18日
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