最後の花火が上がった時、すごくすがすがしい涙が流れた。
映画が始まった最初の方は、合成映像のような場面が度重なり、ふたりが電車に乗って出かける場面の車窓も合成のようで、このお話を重たく捉えていた私としては、かなりポップな仕上がりにちょっと気分がそがれてしまった。
でもふたりがとつとつと調子良く語り合いながら商店街を進んで行く場面はいとおしかったし、ふたりの子供に元気な姿を見せたいと願う母の言葉は感動的だった。
永訣の朝を歌う”くらむぼん”こと原田夏希の声もしみてきた。
原作を読んで、「あ!この人がこんな風に出て来る!」といった楽しみ方が、似合うと思った。
クラムボンの永訣の朝はやはりじっとくる。
日野原健太:南原清隆
日野原とし子:永作博美
監督:大林宣彦
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
JPN movie
- 感想投稿日 : 2010年4月18日
- 読了日 : 2010年3月13日
- 本棚登録日 : 2010年3月13日
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