リストラ請け負い人。backpackには何もいれず、自宅は飛行機。
そんな彼が、Alexとの出会い、妹の結婚、新システムを開発した後輩との関わりを経て、一つの勝負に出た。その結果はあまりに寂しく、その寂しさに覆いかぶさるように、彼が目指してきた目標が帰りの飛行機で達成される。
顔も覚えていない相手が、命を絶ったという事実、それを聞いたときのNatallieの想いたるや、想像を絶する。そんな彼女の推薦状を書いたことは、きらめく翼の上で過ごし続ける選択をした彼の寂しげな背中のbackpackが少し大きくなったように感じた。
幸せを求めて、大きなbackpackを用意しても、裏切られるのであれば、最初から小さなbackpackがいいのかもしれない。でもそのリスクを背負わなければ、幸せは掴めないのかもしれない。
あなたはどちらがいい?そんな選択を迫られた気がした。
この映画を見た後、彼にとっての飛行機は家でありながら悲しい場所ではあるのだけど、雲を越えるあの景色を見るだけでも、飛行機に乗る価値がある気がして、どこかに行きたくなった。
"Up in the air"
Director:Jason Reitman
Ryan Bingham: George Clooney
Alex Goran: Vera Farmiga
Natallie Keener: Anna Kendrick
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Foreign movie
- 感想投稿日 : 2011年12月31日
- 読了日 : 2011年2月13日
- 本棚登録日 : 2011年2月13日
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