レビュー by ai-challengeさん
●目次
はしがき
1.冤罪と経済事件
2.村上ファンドの誤算
3.司法と会計
4.粉飾決算原論
5.日本的経済倫理
6.起訴有罪率99.9%
7.戦時経済特別法
8.日本司法教
9.袴田事件
あとがき
●筆者の主張
・経済事件は、物証が存在しないため、一般刑法犯とは犯罪の証拠構造が異なる。現在の捜査機関は経済事件を一般事件と同様に取り扱おうとしている。経済犯罪を立証するためにはインフラが必要である。
・経済事件には客観的証拠が乏しいとされるが、実際には財務諸表という証拠がある。財務諸表には、企業のすべてのヒト、モノ、カネの流れが複式簿記の原理に従って、集計整理され、論理的整合性を持っている。財務諸表は、経済取引の客観的係数記録であると同時に、相当程度において経営者の主観を表している。
・にもかかわらず経済事件において、財務諸表を分析しないのは分析する能力がないからである。
●個人的感想
・ご自分が起訴されていることから、冤罪事件に肩入れしすぎな気がする。ただ、会計経済人として、筆者の財務諸表に対する主張には同意する。
登録日 : 2009年01月02日 20:37:21


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