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ai-challengeさんの本棚 > 不思議の国のM&A―世界の常識 日本の非常識


レビュー by ai-challengeさん

会計   4

●目次
まえがき
1.三角合併アレルギー
2.価格を知らずに企業を売買
3.敵対的買収が成立しない
4.本物のM&Aへ
5.時間の整理

●筆者の主張
・日本のM&Aを点検すると「本当に日本は市場経済の国なのか」と疑問に思う。透明性が高く自由な市場は資本主義経済の要なのに。なぜ日本だけ三角合併禁止だったのか?と
・日本で、会社を株主のものと声高く言えないのは、「労働がコストでなく資源である」といった考えが、主流の日本では、株主のものと言い切りづらい。ただ、従来から株主を重視していた国(アメリカ)が、「株主ばかりを向いて経営できない」というならともかく、日本のような国で一般的になればどうなのだろうか?株主をないがしろにしたら、資本主義経済の土台がおかしくなる。
・AOLを筆頭に多くのM&Aの失敗があるが、M&Aにより富を創造した成功例も多い。グローバル時代にはM&Aは重要であり、普通の市場メカニズムが働くようにする必要がある。
・整理した時間を有効活用する。

●個人的感想
日本のM&Aマーケット、政府や受け入れ側の考え方、M&Aの方法論を批判。特に下記が印象に残った。
・日本では、M&Aの買収額を知らない。買収金額が開示されず合併比率だけが重視される。
・日本は持ち株会社大国である。アメリカでは、ファイヤーウォール等の事情で規制業種(金融、空港、電力)で見られるが。、一般的にはない。GEも持ち株会社ではなく、担当者がいうには、「持ち株会社だから事業ポートフォリオの組み換えが容易といった議論は理解に苦しむ。個人的には、持ち株会社が複雑で動きが遅く、組織的に優れているとは思えない。」といった意見もある。
・日本企業がM&Aで重視してきたのは、「四種の神器」(存続会社、社名、社長ポスト、本社所在地)である。
登録日 : 2009年01月02日 20:32:19


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