中川ひろたかさんが文章を書かれているだけあって、やはり教育現場の「あったらいいな」を形にされている。
この絵本の主人公「ぼく」の好きなことは、どれも中川ひろたかさんが幼少期に好きだったことのようだが、縁ギリギリに注いだ水の膨れる様子や、線路の交差している場所、雨粒が流れてくっついていく様子など、子供心にだれしも抱いていた「ふしぎ」に着目されており、それらが山村浩二さんの高い画力で表現されているのが面白い。
ぜひ、今、子ども時代を生きている人たちにも読んでもらいたい一冊。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2016年2月6日
- 読了日 : 2016年2月6日
- 本棚登録日 : 2016年2月6日
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