蔵書一代»
直木賞、芥川賞、江戸川乱歩賞など、なんらかを受賞している本を漁っては読んでいます。レビューは自分が「どんな本だっけ」と思い返すために書いています。
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第20回講談社ノンフィクション賞。
障害者によるプロレスの興行を行なう「ドッグレッグス」についてのノンフィクション。
従来の障害者ボランティア団体の存在意義に疑問を抱いた作者は、障害者プロレスを主催する。中心レスラー、慎太郎と浪貝をはじめ、個性豊かな障害者レスラーが登場。プロレス興行を通して、障害者の結婚や就職などについて、障害者自身が考え行動する様を描いている。
2011年07月22日
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講談社ノンフィクション賞
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読み終わった
(2011年09月11日)
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第103回直木賞。
現代では珍しい紋章屋の短編小説。着物に家紋を入れる「生駒屋」の若主人が主役。銀座の老舗呉服店に、親の代以来久しぶりに出入りすることになったが、そこに淡い再会があった。
作者・泡坂妻夫は紋章上絵師でもあるから、表題作「陰桔梗」の他にも本書には「増山雁金」「簪」といった、呉服や紋章を取り扱った作品が掲載されている。
2011年07月21日
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直木賞
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読み終わった
(2011年09月11日)
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第113回直木賞。
野球にちなんだ5篇の短編からなる小説。といっても野球のゲームそのものの展開や緊張感を書くのではなく、野球にたずわさった人の人生を描いたドラマチックな小説。
特に、地方球場でのプロ野球オープン戦の様子の描き方に情緒があり、作者の野球好きが見てとれる。
2011年07月20日
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直木賞
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読み終わった
(2011年09月11日)
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第42回日本推理作家協会賞、第7回日本冒険小説協会大賞。
中米を舞台に、金と暴力とセックスと裏切りがうずまく冒険サスペンス小説。<下>はいよいよクライマックス。
丹波と合流した鍛冶と傭兵4人、途中から加わったマルチネス(コロンビア民族解放軍)の7人は、油田地帯に着いた。ここには丹波と鍛冶が昔隠した札束が眠っている。
そしてこの油田地帯にはコロンビア流民が勝手に住み着き、マグダレナのマリアという若い女が率いている。彼らは丹波たち7人を救世主と崇める。
一方、油田地帯の本来の持ち主・エリゾンド家は、殺し屋を雇ってコロンビア流民の排除にかかる。
マリアの予言通り、エリゾンド家・プロの殺し屋 vs 7人の救世主の「血しぶきの祭り」が始まる。
2011年07月19日
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日本推理作家協会賞
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読み終わった
(2011年09月11日)
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第42回日本推理作家協会賞、第7回日本冒険小説協会大賞。
コロンビアとベネズエラの国境付近で繰り広げられる冒険小説。<上>は物語の序章で、主役級登場人物の紹介をかねたストーリー。
ベネズエラのエリゾンド家が自前の油田地帯の売却することになったが、ここにはコロンビア流民が勝手に住み着いている、というのが物語の発端。親子のいさかいと、キーマンであるベロニカ、さらに国境警備隊もからんで、金とセックスの欲望むき出しの展開へ。
また、2人の日本人が登場。丹波は同じくベネズエラのサンタマルタ刑務所に服役中、それを鍛冶が傭兵とともに救出する。
2011年07月18日
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日本推理作家協会賞
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読み終わった
(2011年09月11日)
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第2回小説すばる新人賞。
主人公はハードジャズバンド「ゴッドブレイス」のボーカル・朝子。京都のクラブへ演奏の仕事へ出かけるが…。
やさぐれつつも母性あふれる朝子を中心とした、さまざまなタイプの男たちと、朝子の恋愛感を背景に、さくさく話が進む。ヤクザ者はちらほら出てくるが、花村萬月お得意の暴力とセックスはそれほど色濃くない。
クライマックスの円山公園野外音楽堂での演奏の描写がすごい迫力。
2011年05月25日
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小説すばる新人賞
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読み終わった
(2011年05月25日)
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第41回日本推理作家協会賞。
夫を殺した罪を認めている被告人・奈緒子だが、その弁護人は一転、無罪を主張している。奈緒子は秘密を守るために嘘の自白をし、殺人罪をかぶろうとしているようだ。原島弁護士によって、奈緒子の過去の秘密が暴かれていく。
舞台はず~っと法廷内、という異色のミステリー。新聞記者である主人公の目から見た構成になっている。
弁護士は、証人への尋問でことごとく被告人の無罪の可能性を引き出していき、過去の被告人の秘密を知る証人から証言を聞きだしていく。逆転裁判の醍醐味が詰まった作品というだけでなく、被告人の利益とは何ぞや、また、精神薄弱者の人生とは何ぞや、までも描いた良作。
2011年05月22日
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日本推理作家協会賞
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読み終わった
(2011年05月22日)
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第44回直木賞。
主人公は産婦人科医・植秀人。大阪のさびれた阿倍野病院勤務。
西沢科長との対立以来、何者かに命を狙われるようになり、単身解決を試みる。ハードボイルド推理小説。
植もそうだが、植の周りのキャラクターがひとくせある者ばかり。院長、婦長、同僚医師、看護婦、ヤクザなど。
事件の背景には、男の出世欲が見え隠れする。また、女は、女であることを武器にしながら、時には女であることが弱点になりながら、日々を暮らしている様子が描かれている。
2011年05月14日
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直木賞
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読み終わった
(2011年05月14日)
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第111回直木賞。
第一次大戦中の徳島県、板東俘虜収容所が舞台。ここの所長・松江豊寿は当時では珍しく、ドイツ人俘虜に友愛をもって接した。
ドイツ人の文化・文明を尊重し、また、技術を吸収した。印刷、木工、写真、縫製などの技術のほか、パン、ハム、ビール、お菓子などの製造方法や、音楽、スポーツなどだ。収容所内で小売店を開くことを許したほか、近所の住民に技術指導したりした。
なぜ松江がこれほどに、武士の情けをもって俘虜に接したか、彼が会津生まれだという背景に基づいて描かれている。
ちなみに、バウムクーヘンでおなじみユーハイムも、俘虜収容所が発端の会社だそうだ。
2011年05月14日
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直木賞
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読み終わった
(2011年05月14日)
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第15回サントリーミステリー大賞。
高校時代、天文部のメンバーだった5人が、大人になって再びロケット打ち上げを目指す話。主人公はそのうちの1人、新聞記者の高野。
世界や日本のロケット技術についての裏打ちに沿ったストーリーで、ミステリーと同時に、SFやファンタジーといった要素も強い。ロケットとミサイルの違い、ロケットにかかるコストなどを解説した上で、ロケット打ち上げは決して国家のみが成せる事業ではなく、たった5人で、しかも町工場で実現しうることを明言。
ここまで夢中になれることがある人間が、人生成功するんだろうなぁ。
2011年05月14日
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サントリーミステリー大賞
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読み終わった
(2011年05月14日)
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第108回直木賞。
佃島にある古書店・ふたり書房が舞台。女主人・千加子亡き後、店を運営するのは娘・澄子だが、物語の中心は老いた従業員・郡司。
彼の本屋人生の始まりからふたり書房で働くようになった経緯、明治時代の「大逆事件」と、大正時代の大震災などを背景とした本屋家業の苦労話など。
2011年03月21日
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直木賞
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読み終わった
(2011年03月21日)
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第15回江戸川乱歩賞。
業界トップクラスの大ホテルの社長が殺された。容疑者であり秘書の有坂冬子もまた何者かに殺された。冬子の想いを寄せていた刑事・平賀が事件を究明する。
ホテルの鍵のトリックに始まり、飛行機・電車のダイヤ、ホテルの受付カードなど時間のトリックのオンパレード。少しテクニックに走りすぎた感あり。
2011年03月21日
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江戸川乱歩賞
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読み終わった
(2011年03月21日)
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第39回日本推理作家協会賞。
主人公は小説家・近内。中学3年生の息子・省吾の学校で連続殺人が起こる。省吾の自殺に疑念を抱き、日ごろ弱そうな近内が息子への罪滅ぼしか、がぜん行動的に。出版編集者の助力を得て事件解決に動く。
父子のあまり接点のない家族像、学級崩壊、若年犯罪など社会的な側面のあるミステリー。
2011年03月21日
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日本推理作家協会賞
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読み終わった
(2011年03月21日)
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第4回サントリーミステリー大賞読者賞。
平安時代、御所での話。主人公は光源氏。桐壺更衣が不自然な死をとげて以降、源氏の周りで連続死が起こる。幼馴染・頭中将、紫式部が事件解決に動き出すが…。
愛憎劇から発展する殺人と、クライマックスで起こるどんでん返しが、もはや何でもアリの様相。
2011年03月21日
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サントリーミステリー大賞
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読み終わった
(2011年03月21日)
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第5回日本ファンタジーノベル大賞。
イラハイという架空の国を舞台にした「分別と愚かしさ」の物語。序盤では、この国の不思議な風習、不思議な国王、不思議な職業が描かれるが、どれもファンタジックにナンセンス。
後半からいよいよ物語の主人公・ウーサンの冒険がスタート。暴漢や兵士、殺人カエルや殺人イルカの荒波を越え、無事に花嫁を助け出せるか…。
文体のところどころに「論理的な屁理屈」がちりばめられ、クスクス笑える面白さ。
2011年02月18日
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日本ファンタジーノベル大賞
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読み終わった
(2011年02月18日)
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