夜想曲集:音楽と夕暮れをめぐる五つの物語についての藤原多伽夫さんのレビュー
「僕たちは『今読みたい本』を買うわけではありません。そうではなくて『いずれ読まねばならぬ本』を買うのです」——内田樹『街場のメディア論』より
本
/ 早川書房
/ 256ページ
/ 2009年06月10日発売
レビュー by 藤原多伽夫さん
海外小説
読み終わった
読了日 : 2010年04月11日
登録日: 2010年04月11日
2010-04-11T16:05:16+09:00
一気に読み終えることができた。著者の文章がすばらしいのか、訳がいいのか。たぶん両方だろう。「訳者あとがき」によれば、著者は執筆するときに「どう翻訳されるかが気になってしかたがない」という。万人に訴えかけるテーマで作品を書いているから、日本人のぼくが読んでも、すんなりと話に入っていけるかもしれない。
土屋政雄さんの訳がいいのは、誰もが認めるところだろう。今回は息子さんに下訳を頼んだそうだが、それでも訳者の存在を感じさせない見事な仕上がりになっていると思う。印象に残ったのは「夜想曲」と「チェリスト」。
レビュー登録日 : 2010年04月11日
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