カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1978年7月20日発売)
4.02
  • (630)
  • (382)
  • (502)
  • (40)
  • (8)
本棚登録 : 5401
感想 : 364
5

やっと読み終えることができました。
もう、読了至福の満腹感でみたされています。
上中下と長い時間かけて読んでいたので、ページ数が少なくなってくると、だんだん寂しくなり…カラマーゾフ三兄弟に、もう会えなくなるという気持ちにさえなりました。(再読すればいいのだけど)

下巻のクライマックスは長男ミーチャの父親殺しの嫌疑による裁判。
検事のイッポリートと弁護人のフェチュコーウィチの論告対決が、ストーリー内の聴衆とともに私も左右されてしまったり、拍手を送ってしまいそうになったりと、すっかり傍聴気分でした。

判決は、あぁ、やっぱりそうなってしまったかの結果だったけど、それでもミーチャは愛するグルーシェニカとの今後への想いがエピローグで語られていて、カラマーゾフ的情熱には参りました。

しばらくは良い意味でドストは読めそうにありません。
来年になったら別の作品にチャレンジしたいです。
(本日は平成27年12月15日)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ロシア文学
感想投稿日 : 2015年12月15日
読了日 : 2015年12月15日
本棚登録日 : 2015年12月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする