North-talgia»
北国への郷愁の意を込めて。
レビュー by Ak_nさん
障がい者やボランティアについて、見方が全く変わるとともに、深く考えさせられる本。専門的な知識は全く必要なく、個々のエピソードがとても面白いので、どんな人でも読めます。
どんなにバリアフリー化が進み、障がい者と健常者(あんまりこの言い方好きじゃないな…)の基本的生活に関する障壁がなくなったとしても、頻繁に障がい者の方々と接する機会をもっているわけではない私(たち)にとっては、「気持ち」の部分での障壁が完全になくなるとは思われない。
高齢者の介護に関してもそうだが、自分と立ち位置が全く違う人に向き合うとき、いったいどのような関係性を築くのが理想なのか、常に考えることである。
相手を社会的弱者とみなし、まるで子供に接するように扱うのか、それとも本書のように、そんなこと全く抜きにお互い対等に言いあえる関係を築くべきなのか、それとも…。
理想の関係性はその場その場で違うけれども、本書に描かれているボランティアと鹿野さんの関係性は、一つのモデルとも言えると思う。
レビュー登録日 : 2011年03月30日
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