死んだ父親と関係をもっていたと野々の前に突然女が現れる。出だしから一気に引き込まれたが、父親のことを知ろうと生まれ育った島へ兄妹と共に行く辺りから少しだれた。が、父親のことを少しずつ知っていく中で得られたこと、そして別れを切り出されていた恋人の達郎との結末。野々の“気付き”が微笑ましい。 父親がいなくなったからこそ始まった新しい家族。人生はずっと繋がっていて、意味のないことなんて何一つないんだと思った。
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- 感想投稿日 : 2015年10月29日
- 読了日 : 2015年10月22日
- 本棚登録日 : 2015年10月29日
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