書物に詰め込まれた知の集積を自分のものにするにはどうしたらいいか? その技法がまとめられている。
本書を読むと背伸び読書がしたくなる。そして、何を読むかもっと吟味せねばならないと身につまされる。
読書技術を身につけることは、その技術を必要とする本を読むことと両輪であろう。
本書にある読書技術の一つに、「その本全体の統一(本の主題)を二三行か、せいぜい数行の文に表してみる」というものがある。これを実践しようとしてみると、これが意外に難しい。
見返しに掲載されている本の紹介文や、巻末にある他の本の数十文字の紹介文が、とても高度な技術によって書かれているのだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2016年5月1日
- 読了日 : 2016年5月1日
- 本棚登録日 : 2016年5月1日
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