赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE 百年シリーズ
- 講談社 (2013年7月24日発売)
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感想 : 4件
百年シリーズ第3段(?) 森博嗣の思考世界の真骨頂。見ているものは本物か。存在は本当か。読むものの深層心理に迫る言葉たち。 表現はとてもわかりにくい。表現は実に詩的で抽象的。まるで、具体性を嫌うかのように展開されていく。そうだ、具体的にすると見えなくなるものというのは意外に多い。 自分が見ているものは、他の人のそれと同じとは限らない。認識はその人の解釈によるものかもしれない。そうすると、この世界は?自分という存在は? 「自分、自分たち、この世界、すべてが、存在しているのかどうか」
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- 感想投稿日 : 2013年9月9日
- 読了日 : 2013年9月9日
- 本棚登録日 : 2013年9月9日
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