味覚旬月 (ちくま文庫 た 40-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480420510

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  • この本『味覚旬月』は、著名な料理研究家辰巳芳子さんの著書。

    ちくま文庫から発行されて、持ち運びにも良い大きさ。

    辰巳さんといえば、琺瑯鍋での根菜スープ、

    知っておきたい料理の基礎として

    クロワッサンでもピックアップされていた

    和食の良心といった方。



    中身は、旬折々の料理の作り方を

    季節のなんでもないようなエピソードや

    辰巳さんの思い出を綴った心に滑らかに染み込んでくる

    文章に織り込んで、辰巳さんのレシピを教えてもらえる

    なんだか美味しい料理エッセイ。



    料理家とは思えないほど、その文章は綺麗でやさしく

    ナチュラルな辰巳さんの生き方が出ている気がする。

  • 食材に対する真摯さがひしひしと伝わる素敵な文章

  • 料理に関するエッセイ。
    いつもながら、背筋がしゃんとのびる文章で、食べるということ生きるということを、かかれてます。

    小豆をどれくらいまでさらすか、というところからの、生き方へつながる提言ははっとさせられました。

  • ベッドサイドにおいておく本。

    旬の料理の作り方、食べ方を始めとした「季節の食べ物」を考える本。

    私にとっては料理の夢と希望にあふれるための本。
    読むとお腹がすいてくるし、美味しい料理を作ろうという気持ちになる。

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著者プロフィール

料理研究家、エッセイスト。1924(大正13)年生まれ。料理研究家の草分けだった母・辰巳浜子のもとで家庭料理を学ぶ一方、西洋料理の研鑽も重ねる。父親の介護を通じてスープに開眼する。鎌倉の自宅や周辺の施設でスープ教室を主宰し、高齢者や病気の方へスープを提供できるよう指導している。「大豆100粒運動を支える会」会長を務める。 著書に『辰巳芳子の旬を味わう -いのちを養う家庭料理』、『辰巳芳子 慎みを食卓に -その一例』(ともにNHK出版)がある。

「2020年 『辰巳芳子 ご飯と汁物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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