はじめての現代数学 (数理を愉しむ)シリーズ (ハヤカワ文庫 NF 346 〈数理を愉しむ〉シリーズ)
- 早川書房 (2009年3月31日発売)
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感想 : 32件
数学好きの人はもちろん、そうでない人も楽しめるんじゃないかなぁと思います。
私が特に「ハッ」と思ったのは、
その方程式を解くことがどんなに難しくても、解ける方程式であればさまざまな工夫をこらして人はそれを解いてきた。これが「モノ」に対する人間の態度である。一方その方程式が本質的に解けない方程式であれば、そこでは「方程式が解けるとはどういうことか」という「コト」が問題となってくるであろう。五次方程式がまさしくそのような「コト」を問題にしなければならない相手だったのである。
です。
すぐにソフトウェアテストに結び付けてしまってなんですが、「ちょっとした大きさのソフトウェアにおいてもテストでバグがゼロであると証明できない」なら「バグをゼロにするというのはどういうことか」と「コト」を問題にしなければならないのだなと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
数学
- 感想投稿日 : 2012年4月30日
- 読了日 : 2009年5月17日
- 本棚登録日 : 2012年4月30日
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