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何を読んだのかを忘れないように本棚をつくりました。
レビュー by akqpさん
人口の増加や環境破壊が引き金となり、過去に多くの社会が滅び、また現代においても悲惨な結果(例えばルワンダ)を生んでいることが検証され、現代の世界全体が今、きわめて厳しい状況に置かれていることを明らかにする本。
森林の乱開発と人口問題への江戸期日本の対応(成功例)、オーストラリアの環境問題など、今までまったく想像さえしていなかった事柄が多く取り上げられていて勉強になった。同時に、今の世界が置かれている状況がいかに厳しいものかを突きつけられ、慄然とさせられたというのが実感。
レビュー登録日 : 2011年05月05日
引用
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環境ストレスもしくは人口過密もしくはその両方をかかえた国は、政治的ストレスにさらされ、政権が崩壊する危険性が高くなる。
― 354ページ -
崩壊しつつある社会を支配する裕福な人々は、自分や自分の子どもたちの権益を確保するのではなく、最後に飢える人間、最後に死ぬ人間となる特権をやみくもに買いに走る傾向があるようだ。(中略)到底維持不可能なこの消費は、たとえ第三世界が存在しなくても、あるいはわたしたちに追いつこうとする第三世界の意思や努力がなくても、先進国が今の生活水準をそう長く保てるものではないことを意味する。
― 348ページ -
消費者が結束して、石油会社や(頻度は低いが)石炭会社に苦情を言い立てることができるのは、一般人が石油会社から直接石油を買い、石炭を買っている電力会社から電気を買うからだ。
― 285ページ -
森林は木材その他の原材料を提供してくれるし、いわゆる生態系においても、河川の流域を保護したり、土壌の浸食を防いだり、降雨をもたらす水循環の中で不可欠の役を担ったり、陸生の動植物の大半に棲息環境を提供したりしている。森林破壊は、本書で取り上げた過去の社会のすべてにおいて、崩壊の要因のひとつ、いや、おそらく最大のものだった。
― 310ページ





