リスクは金なり (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2011年7月15日発売)
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本棚登録 : 250
感想 : 31
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作者と本題を見て、国際経済小説かと思いましたが、黒木亮さんのエッセイ集でした。小説の現地調査の裏話等が取り上げられていますので、著書の小説を読んでからのほうが良いかと思います。

金融マンとして海外経験豊富で、体育会競走部という経験等から、豊富な体験談が詳細に紹介されています。

海外で活躍したいビジネスマンには、第ニ章『世界で仕事をするということ』は、大変参考になります。サバイバル交渉術や土日語学力、イスラム金融等は目から鱗のノウハウ、知識でした。交渉では『板張りの壁』を突く事、『空爆』『側面攻撃』が世界標準では当たり前のようです。

余談ながら、体育会出身者で大成されている方を見ると、失礼ながら自分と重ねてしまいます。全然違いますけどね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Novel / Essay
感想投稿日 : 2015年1月1日
読了日 : 2015年1月1日
本棚登録日 : 2015年1月1日

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