古本道場

  • ポプラ社 (2005年4月1日発売)
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本棚登録 : 222
感想 : 38
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この本を読んでから、それほど立たずに神保町に行く機会がありました。
当然にこの本、神保町の古書店についての記述が多くを占めるのですが、冒頭で筆者がこの町の印象を、
「なかなか親しくなってくれない町」、
と記しています。
わしも、水道橋に通っていた当時、結構神保町をあるきましたが、この表現にピッタリな印象でした。
白髪か古ぼけた帽子をかぶった、華奢なおじさんたちが、旅行カバンに本をぎっしり詰め込んで練り歩く、
こんなイメージが、若造だったわしを寄せ付けないような、勝手な雰囲気を、勝手に感じていました。
本屋も一軒いっけん、古くてなんだか入りづらいような・・・。でも、この前入ってみれば、たいしたことはありません。本好きなら受け入れてくれる町ですね。
この本は、そんな本屋の巡業日記といったところです。
これをもとに、本屋の印象をつかんでおくものいいかもしれない。

ただ、ちょーっと、まのびしてますがね。

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カテゴリ: 本について
感想投稿日 : 2008年11月17日
本棚登録日 : 2008年11月17日

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