1920年に「ロボット」という語を生んだ有名な戯曲。チェコ語の"robota"(労働)から取られているというのも有名なエピソード。
これだけ幅広く世の中に浸透した語なのですんなりと入ってくるが、作中に「ロボット」という語が出てくるたびに「よく考えたらこの本が初出なんだなぁ・・・」と、しみじみとさせられる。プロットも「感情を持ったロボットの人間に対する反乱」という現代から見たら非常にベタなものだが、これももちろんこの作品がオリジナル。
最後の一幕は「新約聖書2ラウンド目」という感じでとても良い。
AIが世間の耳目を集めている今だからこそ改めて読みたい一冊。
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2017年10月19日
- 本棚登録日 : 2017年10月19日
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