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記録。2009.11~
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NUMA BOOKSに選んで貰った1/12冊。
ほんとは現代教養文庫、辻井栄滋訳のものなんだけどブクログでヒットしなかった。
読み始めた時はどうしてこの本がわたしの元へ来たのかよく分からなかったけど、なるほど読み終わると気持ち良かった。
本来というものは美しい、と思わせてくれる作品だった。
野蛮に見えがちな野性をありのまま描いてなお美しかった。
向かうべき到達点に見えた。
題材が犬だったこともあるかもしれないけれど、ロンドンが書く人の本来についてもとても興味がある。
小説だけでなく戦地ルポなども書いた人なのでいくつか作品を読んでみようと思う。
2012年02月07日 | コメント(0) | 小説 | 読み終わった (2012年02月07日)
ドリトル先生がスタビンズくんと出会った記念すべき巻。
登場人物が増えていくと家族が増えてにぎやかに楽しくなっていくような章ばかり。
人だとか動物だとかじゃなくって、それぞれが個として活き活きしていて素敵。
きれいな理想すぎるんだけど、それでもいいくらい素敵。
人類は種を越えずともこの理想に至ってないんだよねえ。
全員がそうでなくっても、いい。
ドリトル先生からはぐれて大海原で一人になったスタビンズくんが、「ドリトル調子」をすぐに忘れて心細くなったりもする。
でも先生と再会すると元通り、なんだかぜんぶ大丈夫なような気持ちになる。
先生を中心とした「ドリトル調子」が感染する輪があればいい。
うちの親戚一同は「おじいちゃん調子」を中心に据えてうまく回っている。
盆と正月、年に二回のおじいちゃん調子、それで大丈夫。
そういう中心になれる人がいま少ないんだろうなぁって思う。
リーダーとかそういうのとはまた別の、おのずと明らかに空気を染める人。
Wi-Fiスポットのようにちょうどいい具合にぽつぽつと居てくれればいいのにね。
2011年12月23日 | コメント(0) | 物語 | 読み終わった (2011年12月23日)
福岡伸一さんからのドリトル先生だけれど、図書館の児童書コーナーに入る、という行為自体が大人になったわたしの新たなセンス・オブ・ワンダーだった。
かつて読んだ、読みたかったけど読み損ねていた本がたくさんあり、なんて素敵な場所だろう!と興奮してしまった。
ドリトル先生シリーズは小学生の頃に読んだ記憶はあるが、順番もてんでばらばらだったし話のすじももう覚えていない。
アフリカゆきはドリトル先生が獣医になるところから始まり、アフリカから帰る道中までエピソードがてんこもりで本当に楽しい一冊だ。
話のテンポは早すぎず飽きがこずとちょうどよい。
登場人物が次々と増える(主に動物)のに全くうんざりしない。
これは読者がこぞってロフティングに続編を求める訳だ。
わたしも今日中に二冊目のドリトル先生航海記に手が伸びそうなのだから。
2011年12月20日 | コメント(0) | 物語 | 読み終わった (2011年12月20日)
資本主義と親和性の高いものが真実っぽく、真理っぽく扱われるいまの世の中に
違う、お金にはならないけれど、気分的にもすっきり割りきれないけれど、本当の本当はこうなんだ。と、分かっているひとたち。彼らの話を聞いて素直に受け入れることが出来る人たち。
それがセンス・オブ・ワンダーを持ち続けている人たちだ。
福岡ハカセが自分の身の置きようのために、死の分子生物学者から生の生物学者へ転身していたことを知って嬉しかった。
いままでの著書での葛藤は本当に苦しそうだったから。
今回は阿川佐和子さんが素晴らしい聞き手に回り、ハカセの人となりが(もちろん阿川さんのそれも同時に)鮮やかに活字から浮かび上がる。
二人のやりとりからはドリトル先生シリーズはじめ、多くの児童文学や小説、科学書や著者名が次々と出てくる。
この一冊で、わたしの積読が一気に膨れ上がったのは言うまでもない。
センス・オブ・ワンダーを思い出して、忘れないで、見逃さないでいられればもう大丈夫。
世界はいつも澄みわたる。
2011年12月08日 | コメント(0) | 科学 | 読み終わった (2011年12月08日)
数字の波に身をまかせてみないと絶対に分からない心理というものがあるらしい。
だからミチルとの別れはどんなに言葉を尽くそうとも避けられなかったんだろうな。
でもわたしはこの小説を読んでほんの少しだけ数字のやりくりに対する偏見は薄れたかも。
主人公の若い故に調子に乗るところと、若い故に冷めた部分が絶妙ですね。
打算的なところはかなり鼻につくけど!共感しなくもない自分も含めて。
小塚老人がだんだん打ち解けてゆくところもすごく魅力的でした。
2011年10月11日 | コメント(0) | 小説 | 読み終わった (2011年10月11日)
はじめ、戦時中の少女の章ではあまりに展開が遅く、わたしの方もノロノロと読み進めていました。
ただあの敬礼からは、あぁ先を読まずにはおられない。
一体なにがどうなっているのか、読まずにはおられない。
合点がいって、読まずにはおられない。
ふっとぶように読み終わりました。
奇跡、起きすぎです。
でもいい。これくらいの奇跡がちょうどいいロマンチック。
あとがきの対談ではじめて三部作ということを知ったので他の二冊も読んでみないと。
読後感はこれが一番いいらしいのでおいしいもの先にたべちゃったのかな。
あとは参考文献に感動。小説一本書くための量かいな。
2011年09月08日 | コメント(0) | 小説 | 読み終わった (2011年09月08日)
ぴいんと張り詰めた雪国でこそ際立つ美しさ。
外から来た島村には、地味な報われない忍耐にも見えるこの土地の人間性が実によく描かれている。
諦めではなく受け入れて全うすることこそが、ここに書かれた美しさではないだろうか。
駒子にもその覚悟がちゃんと備わっている。
最後の天の川と火事の重なりが良かったなぁ。
島村のどこまでも出来事がぼんやり嘘のように感じられながら過ごしている象徴のようだった。
2011年08月24日 | コメント(0) | 小説 | 読み終わった (2011年08月24日)
引き続き大好きな変態先生の本。
相変わらず文章はとても読みあたりよくロマンチックな表現。
こんなに的確に生命の不思議さと面白さを伝えたサイエンスコミュニケーターがいただろうか。
コラムをまとめたものなので福岡ハカセの日常もたくさん垣間見れて、変態の着眼点に萌えた。
実はその場で福岡さんにサインしてもらった宝物の本なのです。
2011年08月13日 | コメント(0) | 科学 | 読み終わった (2011年08月13日)
どの分野においても、ある一定の高みを見た変態がいる。
人の最終到達地点は(経路はなんであれ)超・変態だとわたしは思っている。
さて、山中俊治さんもわたしの敬愛する変態のうちの一人だ。
日々興奮し、日々疑問を持ち、日々探し求めている。
そうして、謙虚。
美意識が説得力を持つためには装飾デザイナーではいけない。
どのプロセスにおいても全力で首を突っ込みどんなに小さな違和感も残さない。
山中さんの人柄がありありと溢れる読みごたえのある一冊だった。
2011年08月08日 | コメント(0) | デザイン | 読み終わった (2011年08月08日)
ほとばしらない青春。
でも青春ってやっぱり青春だから、押し込めたってじわじわ滲み出てくる。
まぁどうしても比較になる金原ひとみの「蛇にピアス」よりわたしはこっちのが好き。
読んだ時期が10年くらい離れてるからちゃんと比較できてないと思うけど。
アイデンティティを、オリジナリティを、渇望するんです。
だからって許容なんてされたらまたとんがっちゃうんだろうな。
いい時期だな、思春期ってのは。
2011年08月07日 | コメント(0) | 小説 | 読み終わった (2011年08月07日)
現代版時代劇。
爽快と一安心を求めて短編を次々と訪問してゆく。
100%のハッピーエンドなんてそうそうないけど、区切りにも途中にもいいことってたくさん散らばってる。
それを見つけられる人が、幸せな人。
衣良さんは本当に優しい。
2011年08月06日 | コメント(0) | 小説 | 読み終わった (2011年08月06日)
今までの音楽(ビジネス)の形を振り返りつつ、今はどうなっているのか、これからはどうなっていくのか、って話。
これからは今までのように「所属」が何よりも有利で重要ということにはならない。
個人の意思で、個人の意志で、道を切り開ける時代になってきてるんだなぁ。
これは絶対に音楽に限らない話だと思う。
わたしの未来にも少ーし明かりをともしてくれた一冊。
腹を据えて柔軟に!
2010年11月30日 | コメント(0) | 生活 | 読み終わった (2010年11月27日)
アイデアのつくりかたの本なのに、人生指南書みたい。
しかも、水野学さんの語り口には押し付けがましいところが全く微塵もないから
はじめからおわりまでずっーと素直に読める。
街の明かりの一つ一つについての話では思わず感嘆してしまった。
いい仕事をすることはよく生きること。
人生のモチベーションがぐっと上がった一冊だった!
2010年10月13日 | コメント(0) | デザイン | 読み終わった (2010年10月13日)
白黒つかないと気が落ち着かないのが日本人の気質にある。
だけども世の中には、社会の問題から個人的な問題まで、そうそうにはっきり片付くものは少ない。
その山積した問題を前にした時の心持。
そう、いつもついて回るあの感じ。
無力感と諦めとしばしばの絶望とどこか他人事な、あの具合だ。
2010年10月01日 | コメント(0) | 小説 | 読み終わった (2010年10月01日)






