傷付くのが怖い人。
自分の想いに未来を描けない人。
誰かと繋がっていたい人。
2人の奏でる旋律は、甘く切なく。
でも人間臭くて、傷付いてもいいから。
ちょっと誰かに心を惑わされてもいいから、恋に全力で在りたい。
自分に正直で在りたい。と願う思いを受け止めてくれて。
心に灯をともすキャンドルの様にそっと寄り添ってくれます。
恋に愛に傷ついた2人だから、音楽を通して心通わせ。
簡単な想いではなかったから、忘れる事も前に進む事も出来ない。
思い出の欠片を集める様に。
踏み出せずにいる、その一歩の重みを誰よりも知っているから。
隠せない思いに…ギターの旋律とピアノの音色が2人を繋ぐ。
傷付く事は辛いけれど、音楽に触れている時の2人は自分を偽る事なく。
彼と出会ったから。
彼女と出会ったから。
溢れる想いをメロディーに乗せ。
胸の苦しみを歌詞に込め。
育む事も結ばれる事も無く。
でも2人は、お互いを励まし合い。
痛みを分かち合い。
想い合い。
本当の想いに気付かせてくれ。
人との出会いって、こんなにも素敵な贈り物をしてくれるんだと…ダブリンの街角で。
もう一度立ち上がろう。と。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年12月29日
- 読了日 : 2014年12月29日
- 本棚登録日 : 2014年12月29日
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