松村雄策の自伝的青春小説、と言っても松村って誰だれだよ?と思うのが普通である。
あのロック雑誌「ロッキングオン」で創刊当時から渋谷陽一とクダらないお笑いロック妄想対談「渋松対談」を続けてウン十年、ビートルズ評論家そして熱烈なファンであることがその存在の全て(?)という松村雄策だ。
小学校の五年生でビートルズと出会って、中学生で伝説の武道館公演を見に行き、そして高校を退学し、バンドを組むという当たりまでまさにビートルズと共に歩んできた松村の青春記なんだろうということが伺える物語だ。
但し、ビートルズが好きだからといって松村の青春記に必ずしも同調するものではないし、渋松対談で嫌というほど松村雄策を知っているので嬉し恥ずかし青春記は読んでいるこちらがかえって恥ずかしくなるような物語だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2012年10月21日
- 読了日 : 2012年10月21日
- 本棚登録日 : 2012年10月8日
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