仮面の花嫁 (ハーレクイン・イマージュ 1846)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン (2006年9月1日発売)
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感想 : 5
4

ギリシアが舞台で、
ギリシア人がヒーローの作品って
こういうストーリー?シチュエーション?
ええと、何て言うかな。そう。物語の導入、が多いよね。
両家の確執に巻き込まれ、祖父の無理強いから始まる...みたいな。

これは結構面白かった。
頭空っぽな富豪の娘を演じる、苦労者のヒロインってのも魅力的。
この仮面の~のヒロインは割と芯のしっかりとした...というか、
うん。よくある、ヒーローに翻弄されて意思のはっきりしない女性ではなかった。
目的がはっきりしていて身を犠牲にして守ろうとしてたものが、
ヒーローへの愛以外にあったのが読んでて好感が持てたのかもしれない。

ヒーローも...
そうね、チャーミングで可愛らしかったと思う。
最初の冷酷なイメージから、
どんどんメロメロに、そして妻の謎に振り回される姿に
ギャップがあって可愛いなぁとか思ってしまったり。
そうそう!プールで溺れさせてしまった後の狼狽えっぷりはこの上なしだったね。
いやいや、
もちろん最終的には三枚目で終わるヒーロー、ではなく頼りになる典型的なギリシア男性だった訳だけどね。

うん。面白かった。
鉄板なストーリーなのかもしれないけど、
要所要所驚く展開が用意されてて最後まで楽しめたと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ロマンス
感想投稿日 : 2012年12月16日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年12月16日

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