危うい世界を生き抜く言葉 (PLAY BOOKS INTELLIGENCE 96)

著者 :
  • 青春出版社 (2004年7月1日発売)
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本棚登録 : 21
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開高氏が紡ぎだした数々の名言を各書からひっぱりだして羅列してる。短いのから長いのまで沢山あるがインパクトがあるやつをご紹介しましょう。「若いということは病んでいるということだ。」開高氏自身は一生かかって自分という存在と闘い続けた人なんだけど。若さの特権っていろいろあると思うんだけどある時期から悩んでいても仕方なくなる時期がくる。その地点から振り返るとやっぱり名言に思えてくる。懐かしさなのかな。昨日夕刊を見ていたら谷川俊太郎の「建前」っていう詩の記事を見つけてたいへん感銘を受けたんだがその下の欄に谷川さんへの悩み相談は20歳まで。って投稿制限があって。20歳までカヨって。思わずツッコんだ。なんか象徴的だった。20歳前後までってだいたいほとんど悩みっぱなしだと思う。まれに悩まない人もいるけどそういう人はたいていあとで後悔するような年齢になってその時期を迎える。若いということは病んでいるということだ。これって。ある意味健康だとボクは思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2009年3月7日
読了日 : 2009年3月7日
本棚登録日 : 2009年3月7日

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