冒頭から引き込まれ、心をグッと掴まれました。
昭和三十年代に描かれた小説だと言うから驚き。
何とも儚げで、退廃的で、とてもロマンチック。
ロマンチックとは少し違うか。
ママン、ハズ、コキュなど普段は使わない様な外来語が沢山出てきて、あぁ何だか時代を感じるなぁと思いました。
ヒロインの怜子の行動が随分にも大胆で
どうしてそうなっちゃうのか…と切なさを覚えました。
決してハッピーになる様な物語ではないのだけれども、私は美しさを感じました。
この作家さんの作品、他にも読んでみよう。
どうやらタイプみたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本作家
- 感想投稿日 : 2015年7月3日
- 読了日 : 2015年7月3日
- 本棚登録日 : 2015年7月3日
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