青銅の悲劇 瀕死の王

著者 :
  • 講談社 (2008年7月25日発売)
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本棚登録 : 111
感想 : 17

矢吹駆シリーズ日本編、だそうです。えーと、これってネタバレにならないかな? ならないよね?……矢吹駆、出てこないけどさ(笑)。
実に意味深なタイトルですが、読むと納得。記憶にそう遠くないあの時代のお話なのですね。私はその当時は子供だったのであまり世間の情勢などが記憶にはないのだけれど。その時代特有の雰囲気、というのは感じさせられた気がしました。
厚さのわりには事件が案外少なかったなあ、ってのが個人的な印象。だけど毒殺事件の考察だけでもうお腹いっぱい! 頭ぐるぐるしながらも考えさせられずにはいられず、かといって犯人は分からなかったなあ……。読み終えた充実感がいっぱいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2009年12月30日
読了日 : 2009年12月30日
本棚登録日 : 2009年12月30日

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