短い小説と、エッセイを合わせた一冊。なのだけれどこれらの作品が実に絶妙に絡み合って、なんとも不思議な読み心地を醸し出しています。小説とかエッセイとかそういう枠組みも無意味かもしれません。
メインとなる「ブリキの卵」は、ある意味怪奇ともいえる物語かも。ふと不気味にすら感じてしまいます。でもあまり怖いという気はせず、あくまでも「不思議」な印象。挿入された写真も何気ない日常の風景そのものだけに、現実からほんのちょこっとずれただけ、のような雰囲気が残ります。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年10月20日
- 読了日 : 2016年10月20日
- 本棚登録日 : 2016年10月20日
みんなの感想をみる