微妙に偏っているようなミーハーなような。最近読んだ本のレビュー。
青星さん
ゲーム・ミュージック Gackt.C
日本クラウン (2006年02月15日)
ミーハー路線
浜渦さん最新作! 映画音楽風のスケールの大きさを感じる曲と、やわらかく歌う曲とがほどよく混在してたまりません。
磯部 潮
光文社 (2005年04月15日)
心理学
このような本がもっと読まれてしかるべきだと思う。簡単に読めるので、是非ご一読を。自閉症は器質の問題なのだから、親御さんが悪いわけでも、ましてや本人が悪いわけでもないと何度も主張されている。そもそも彼らは違う世界を見ているかもしれないのだ。その世界...
垣根 涼介
新潮社 (2005年04月01日)
いわゆる会社の「首切り」を専門とした青年の物語だが…なかなかこいつが小生意気で計算高くて、でも憎めない。なんか世知辛い世の中になったなあと思いつつも、決して捨てたモンでもないという二重のメッセージが強く出ていて、私は結構好き。
スクウェア (2002年02月21日)
Fantasy
なんと表現すればよいのか分からない……ただ、長いゲーム人生(中断も長いが)でもっとも心奪われた作品。真に映画的であり、またゲーム的である。一貫した雰囲気、深く身をえぐるような物語、辿り着く救済、どれもこれもツボ。これはエンターテイメントであり、と同...
森岡 浩之
早川書房 (2004年12月)
SciFi
やっと出た新刊。ジントとラフィールのやりとりを期待していた人はちょっとダメな巻かも知れないが、もっとSF的になってきて戦旗(1)に近くて私は好き。宇宙に特化した人種として生み出されたアーヴや世界設定が凄くしっかりしているので、今度はもっとこちらの方面で...
大槻 文彦
筑摩書房 (2004年04月)
歴史物
国語辞典は昔からなぜか「絶対全部は読まないのに欲しい」本だった。「ことはのうみ」とも読む美しさ、これははじめての国語辞典。前々から興味があってついに購入。古めかしい書体で書かれた簡潔な定義。ゆっくりゆっくり、あ行から読んでいこうと思う、一生物。
文芸春秋
文藝春秋 (2004年12月)
単行本で出た四年前にも読んだけど、買ってしまった。某新聞社の主筆の死に様が四年前から忘れられない。カラスの駆除中に…………。読み返すとやはり一番強烈な印象を残しているのは新近性効果ってだけですかね?それはともかく、軽妙洒脱なものから格調高そうな雄大な...
(2004年11月00日)
好きなブログさんで紹介されていたので読んでみました。さらっと読める……んだけど、とても共感出来る重さがあって。確かにもっと若い時、私は他のものになれると思っていた。けれどその後は多分フォロワーになるだろうな、と思っていた。フォロワーにもなれない私は...
奥田 英朗
文藝春秋 (2002年05月)
面白いなあ、伊良部せんせ。とんでもないマザコンな先生に振り回されるフツーっぽい患者たちだが、作者の目線がとても暖かい。とかく「異常」のレッテルを貼りたがるタイプの人達に読ませてみたい本。
2ちゃんねる 泣ける2ちゃんねる管理人
コアマガジン (2004年02月14日)
社会
これは泣ける!もうどうしようもなく泣ける! 立ち読みした馬鹿(=私)は、目から涙を出さないようにしていましたが、鼻のほうがやばかった……。確かに死別ものが多いのですが、最後の最後で飛び立っていく飛行機のAA。……つらいけれど、よかったよね、という安堵も...
市川 拓司
小学館 (2003年03月)
ネット出身の表現だなあと思いつつ呼んでいました。すんなり身に入ってくるような、どこかおぼつかない言葉。セカチューよりはマシですが(あれは肩の力が入りすぎている)、好きな人がいるのも分かるけど、悪い話ではないけれど……とすべて逆接にしてしまいたい印象...
アンドレ ヴァルノ Andr´e Warnod
講談社 (1999年11月)
まるでその時代の人間のように歴史をたどり、遊興する。せわしないパリの街を見ているかのよう。図画が多いのも非常によい。非常にオススメ。
立川 孝一
中央公論社 (1989年07月)
祭りという観点でフランス革命の変容をつないでいく。いきなり神を否定されたりすればそりゃ大混乱だったろうなあ、と思ってしまう。
多木 浩二
岩波書店 (1989年06月20日)
カリカチュアを通して見る革命。こちらは資料としても大変面白かった。正直シンボルとかなんとかは・・・ついていけなかったけど(汗)。
シュテファン・ツワイク
岩波書店 (1980年06月16日)
非常に面白い。そして悲劇だということがじわじわ伝わってくる。堅そうな文章なのにすらすらと読めるのは訳がよいのだろう。「心理学的に〜」「心理学的に〜」というフレーズが目立ったのがきっとツヴァイクのころの時代柄なんだろうなあ、と違うところで感心してみ...
文藝春秋 (2004年04月24日)
文句なく面白い!まるで子供の精神科医伊良部がとんでもない。ここに現れる人たちは皆第一線の人たち。伊良部との対比かな、と思いつつも、なんとなく皮肉も感じるのでした。強迫神経症も恐怖症も吹き飛ばすパワーで五つ星。
石田 衣良
文藝春秋 (2001年07月)
実は池袋、あんまり好きじゃない。この話の舞台でもあるちょうど芸劇あたりの雰囲気は一種独特だ。なじめないものがある。が、この本を読むと、すかしているくせにどこか熱い少年たちがいるのではないかと、きっと辺りを見回してしまうだろう。面白い。(なんとなく...
集英社 (2004年05月20日)
やわらかな口調で描かれた物語だなあと。そのやわらかさが登場人物のありようにもつながっているように思える。……でも立ち読みする本ではなかった(笑)。
平野 啓一郎
新潮社 (2002年01月)
なんだかテキストに眩惑させられるような本。偏執的に前半部分は書かれているけど、最後がちょっと足りなすぎるというか……いや、描写は丹念だし、圧巻だよ?でも、期待していた「過程」が全く描かれてなかったので(あっけなく最後を見せられたので)、それが失望の...
Philip K. Dick
Gollancz (2004年02月05日)
まだ表題作の読み途中。トム・クルーズ主演の映画になっていたなあ。英語だけど意外と読みやすい。読み途中でこの評価。やっぱりディックも凄い。追記:トム・クルーズじゃなくてベン・アフレックでしたね。失礼。
横山 秀夫
講談社 (2002年09月05日)
図書館で目に入ったからとりあえず読んでみた。警察官、検事、記者……とそれぞれ個性のある語り手が物語を引き継いでいく。アルツハイマー病の妻を思わず殺してしまった元警部、しかし自首するまでの二日間の謎。この「二日」を巡っていろいろあるわけですが、種明か...
浦沢 直樹 手塚 治虫
小学館 (2004年09月30日)
浦沢直樹は凄い。全然違うパターンの物語をいくつも描けるし、絵も親しみやすい。ところでこちらのPLUTOは「アトム」の中の一編のリライト(リドロー?)なのだが、大人向けになっている。個人的にはノース2号の話が非常に気に入っていて、正直泣きそうになった。あ...
小畑 健 大場 つぐみ
集英社 (2004年04月02日)
死を操るノートを手に入れたらあなたはどうしますか?……というような話。死神が顔の割にカワイイ。ぴかれすくろまんの一種なのだろうか?でもその主人公は、高校生にはウケがよさそうな気がする。絵は非常に綺麗。個人的には続刊が出たら借りて読もうという程度に面...
タイ トレッドウェル Ty Treadwell
筑摩書房 (2003年07月)
アメリカでは死刑囚は最後の晩餐を選ぶことが出来るそうだ……大食から小食、ご馳走からベジタリアンまで。まあ、アメリカンなファーストフードが多いといえば多いけれど。Amazonのレビューでのぞき見と表現されていたがまさにそんな感じ。死の寸前の食事に対してこの...
長野 まゆみ
文藝春秋 (2004年10月09日)
この人の文体はやはり好きだ。淡泊でありながら毒を隠し持ち、素っ気なく斜に構えているくせに、ちらりと自身の持つ繊細さを見せつける。それが透明感ある冷たい雰囲気となって物語全体を覆う。この人の文章はどこまでも冷たい、それでも綺麗な雪を思わせる。その雪...
八幡 紕芦史
PHP研究所 (2004年09月16日)
新書
今年もプレゼンの季節がやって参りました!というわけでまたもや一冊読んでみた。内容は割合他のものと一緒。ただ「男性は論理的に、女性は感性的に訴える」というステレオタイプは今でも有効なのかね?と思いつつ「高齢者には保守的に、若い世代には革新的に」とい...
曾野 綾子
集英社 (2004年09月17日)
キリストの生まれる直前の歴史、王はかの悪名高きヘロデ。「2歳以下の赤ん坊を全て殺せ」というイメージしかなかった。怜悧な筆致で描き出す壮麗な風景に圧倒される。主人公ヘロデは賢く、そして、非常に孤独な人物だった。勘の良さ(あるいは自分の猜疑心による勘...
渡辺 憲司
青春出版社 (2004年09月)
意外と吉原について手軽に説明したものが見つからない〜と思って手に入れた本。吉原は型というか形式で楽しむところだったんだろう。勿論苦界であるので、悲惨な末路も表されているけれど……。人口バランスが崩れまくっていたから公娼制度が必要だったのかなあ。面白...
作品社 (2002年02月)
本当はこの本、ファンタジーではないけれど(笑)、作家のイメージでこちらに。古裂にはそこはかとなく憧憬を感じて手芸屋で古裂コーナーがあるとついふらりと立ち寄ってしまう。白地が年を経て淡いピンクベージュになっていたり、今ではちょっと見かけないような大...
アダム N.ジョインソン
北大路書房 (2004年02月)
それなりに面白い本。最初のあたりは結構ぎくりとするが、世間のインターネットのイメージとは違い、本全体としては割合インターネット肯定の面が強いかな?匿名性(これについても実は二種類あるのだが)をあまり否定的にとらえていない。匿名性があるからこそ真の...
アーヴィン・カーシュナー ジョージ・ルーカス
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2005年06月25日)
オリジナル版と比べていろいろいろいろありますが、それでも絶対に!お得!!ドキュメンタリーや解説がばっちりなので、それを見るだけでも○十時間たっちゃいそうだ…。
宮部 みゆき
講談社 (2004年06月16日)
一応宮部みゆきはそこそこ読んでいるので、こちらも読むべしと慌てて廉価版ICOを買って攻略ページ見ながら二日でクリアして……(笑)。個人的には面白かったが、言葉なきゆえの深みまではさすがに表現しきれなかったか…と思った。ゲームでは心地よく「なぜ?どうして...
神林 長平
早川書房 (2004年04月23日)
私にとっての、神林長平という作家における傑作とは、いつも何かしら、物理的な震えを感じさせるほどの一言が紛れているもの。たとえばグッドラックであれば「I wish....」というあの雪風の言葉。本で久しぶりに心臓が高鳴った。 「だが、わたしがどう生きたかは、...
江國 香織
小学館 (2004年09月29日)
彼女は一種の天才だと思う。技術や知識だけでは補えない、たちのぼるような表現力を持っている。 しかし、読後感の苛立ちはいかんともしがたい。だから嫌い。彼女の本には少し変な人たち(空想が激しく、幼稚)が出てくるが、この本もそう。「自らをおかしいとは決...
安達 正勝
集英社 (2003年12月17日)
非常に興味深い本。死刑執行人だって死刑は嫌なのだ。死刑についていろいろ議論はあるけれども、理論云々よりもこのような感情面から訴えれば死刑反対のほうへ傾きそうになるだろう。 彼は敬虔なキリスト教徒でありながら、手は血まみれに、そしてその仕事を押しつ...
田中 優子
集英社 (2004年07月16日)
大和言葉の柔らかな響きが魅力的な物語を描いた樋口一葉の評伝。この手のものは著者の立場や考え方も非常によく投影されていて、樋口一葉が描かれつつも、著者の田中優子をも透かしてみることが出来るような気がする。「江戸の恋」も読んだが、この著者の考え方はな...
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