量子論の基礎: その本質のやさしい理解のために (新物理学ライブラリ 別巻2)

著者 :
  • サイエンス社 (2004年4月25日発売)
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感想 : 26
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あらかた目を通してみたけれど、本当に「基礎」であり「入門」では無いなという印象です。この本だけで初学者が量子力学の体系をサクっと把握できたらかなり物理がデキる人だと思う。自分は無理でした。QMの基礎をかっちり記述しているとこが魅力。初めからややこしいベクトル空間の話を避けず、何とか読者にわからせようと説明しているのでその点は凄いと思います。逆にイマイチだった点としては、頑張りすぎてわかりにくい解説が多い点。冗長になり読む気力が損なわれてくる点。そこら辺に対応できる人には名著かも。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 専門書・物理(量子力学、RQM)
感想投稿日 : 2007年2月14日
読了日 : 2007年2月14日
本棚登録日 : 2007年2月14日

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