政治上の駆け引きが細かに書き尽くされていて、日本はこんな外交できないだろうなぁとつくづく思いました。
NHK『映像の世紀』では当時の英国首相チェンバレンはヒトラーが戦争を起こさないよう、平和に決着出来るよう頑張った的なことを言っていたけど、この本では徹底的にこき下ろされててびっくりしました。
確かに独ソ不可侵条約が成立したからヒトラーは心おきなくポーランドに侵攻できたんでしょうが、英仏ソで同盟が締結できたとしてヒトラーが大人しくしていたかと言われれば、疑問であるような気もします。
あと、ヒトラーはソ連に侵攻さえしなければ、今でもドイツでは英雄だったんでしょうね。ユダヤ人迫害も捨て置けない行為ではありますが。でもそのくらい外交手腕は凄い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
世界史
- 感想投稿日 : 2009年4月6日
- 読了日 : 2009年4月6日
- 本棚登録日 : 2009年4月6日
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