休日に上・中・下巻一気読みしました。さすがにもう西尾節はおなかいっぱい。
「終」と銘打つだけあって、これまでの伏線を回収しまくり、「あの時あの人は何してたの?」的な疑問を解決し、これまで隠そうともしないラスボス臭を放っていた忍野扇の正体がようやく分かる満足な内容でした。
しかし、なにぶん最初の『化物語』が出てから10年経っているので、私の記憶力では伏線があったことすらあやふやだし、結構時系列ばらばらで語られるシリーズなので、つじつまの合ってないことを書かれても気づかずに納得しそうな気がします。
3冊の中では上巻が一番面白かったです。単に後になるほど集中力が落ちただけかもしれませんがw
久しぶりに西尾維新のミステリが読めたし、「読者への挑戦」を入れてくる辺りも、乗せられてるとは思いながらもミステリ好きの端くれとしてはにやりとしてしまいました。それにしても羽川さんはどんどんハイスペックになってしまって、もはや人間じゃないですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説(な行)
- 感想投稿日 : 2015年10月5日
- 読了日 : 2015年4月14日
- 本棚登録日 : 2015年10月5日
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