8人もの方の命が失われたトムラウシ山での遭難。当初は報道でも頻繁に状況・原因を伝えていた事もあり印象の強い事故であった。この遭難の経緯と原因を検証したのがこの一冊である。この遭難事故を機に世間に広まった低体温症のメカニズムに関しては登山を趣味とする者としては一読の価値がある。また、山岳遭難を未然に防ぐために山に挑む人々がどうリスクマネジメントをすべきか考えるべきかという点で示唆に富む一冊である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Non-Fiction/Essay
- 感想投稿日 : 2012年9月30日
- 読了日 : 2012年9月30日
- 本棚登録日 : 2012年9月30日
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