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ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF)についてのとってもんさんのレビュー


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ひとりっ子 (ハヤカワ文庫SF) 263人が登録 ★3.49

著者: グレッグイーガン  制作: Greg Egan  山岸 真 
本 / 早川書房 / 438ページ / 2006年12月発売

レビュー by とってもんさん

SF   未設定  4  登録日: 2008年04月06日

わかりやすさとビジュアル面で「ルミナス」最高。
数学がテーマのSF。映画化しても面白そう。
買うかどうか迷ったらこの短編の立ち読みをおススメ。

立ち読み向きじゃない「ひとりっ子」。
クァスプという量子コンピューターを使った泣ける話。

多元宇宙はちょっとづつ違ったバージョンの事象の集まりだから、自分の意思決定も宇宙ごとにいろんなバージョンに分かれているかもしれない。
多世界のそれぞれの自分が、ちょっとづつ違った意思決定をすると、愛する奥さんと結ばれなかったかもしれない。
せっかく小さな幸運で結ばれた二人なのに…

ちょっとした勇気の一歩を踏み出すこと、多世界のどのバージョンの自分であっても同じ決断ができるように、という願いを込めて主人公はクァスプを搭載したAIを設計する。

なんでそんなめんどくさいこと、と思ってしまうような読者はこの話に泣けないだろうし、SFの醍醐味の肝心な部分を味わえないのだ(だからなんだ)。
そして生まれた子供は成長して云々、という話。

レビュー登録日 : 2008年04月06日


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