月と六ペンス (1959年) (新潮文庫)

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感想 : 15
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この本は、私は今まで読んだ本の中で、もっとも、衝撃を受けた作品です。

平凡で穏やかな日常を送っていた、ストリックランド(ゴーギャンがモデルらしいです)は、家族、仕事すべてを投げ出し
画家になるため、失踪。


押さえきれない、画家になりたいという欲望。自分によくしてくれた人の妻と恋仲になり、さらに
自分の心の炎に突き動かされて、生きるストリックランド。


自分では、どうしようもない力に突き動かされる主人公に私は、ただただ、圧倒され、あっという間に本を
読み終えていました。

生きるとは、何なのか?
あなたは、情熱を持って生きているのか?


と常に作者に問いかけられているかのように感じます。


素敵な人とは言えないけど、情熱を持って、命がけで生きてるストリックランドの姿に感動しました。
私も情熱を持って、何かをやりとげたい、がんばる。

とても素敵な本です。

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感想投稿日 : 2009年2月28日
本棚登録日 : 2009年2月28日

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