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あらふらさんの本棚2009(あらふら)


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いよいよ三年目。 もっともっとたくさんたくさん本が読みたい! 今年は少し辛口で行きます。

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ノルウェイの森 下 (講談社文庫)

村上 春樹

/ 講談社 / 2004年09月15日 発売



(再読)
2年ぶりくらいに読み返してみた。
当たり前だけど良い作品というのは時を重ねても、何度見返しても褪せないものだと感じた。
村上ファンの多くの人がそうであるように僕もこの作品を切り口にここ二、三年で多くの彼の作品を読んだわけだけれど
原点に戻ってきて、一貫した世界観を実直に捉えた本作に十分に酔いしれることが出来た。
「それでいいんだよ。」ってずっと言われている気がしてむなしくて愛しくて。
ダメだ。


2009年12月30日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年12月30日) |

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

村上 春樹

/ 講談社 / 2004年09月15日 発売



(再読)レビューは下巻と一緒に。


2009年12月24日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年12月24日) |

SOSの猿

伊坂 幸太郎

/ 中央公論新社 / 2009年11月26日 発売



ツカミが最高に良く、伏線を撒き終わるまではとても楽しく読むことが出来た。今までに無い、西遊記、引きこもり、エスソシスト、株で大負け、といった訳の分からないものをそれぞれ魅力的に表現していくのはさすがだと思った。次郎くんにはかなり共感。
で、好きになってしまったからこそ、後半の展開が一切受け入れられなかったというか。
伊坂さんの魅力の一つである、バランス感が大いに崩壊してしまった一作だった。


2009年12月17日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年12月17日) |

球体の蛇

道尾 秀介

/ 角川書店(角川グループパブリッシング) / 2009年11月19日 発売



どんでん返しを捨てて、内容で勝負した本作。
何でこの人の話には家族がいないんだろう。説明的過ぎる描写や、都合の良い回想、乗りきれない話展開。結局、なんだったのか分からないもやもや感。まるで興味を持てずに最後まで辿り着いてしまい、悲しかった。
次回作に期待。


2009年12月06日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年12月06日) |

青春夜明け前 (講談社文庫)

重松 清

/ 講談社 / 2009年08月12日 発売



いいな。こういうの。
こういう青春をあまり味わうことが出来なかったから、すげぇ羨ましかった。にしても、転校生って大変だ。
『タツへのせんべつ』が一番良かったかな。後半はややこういった設定に飽きてきてしまった自分がいた。話の数を4,5個くらいにしてもうちょい一話ずつを長くしてくれたらよかったのかも。
青春夕暮れ中の俺には非常に羨ましかった。


2009年11月24日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年11月24日) |

神様のカルテ

夏川 草介

/ 小学館 / 2009年08月27日 発売



カスヤさんの表紙で来て文体も似ていて・・・心を暖めようとする医療版森見登見彦って感じ。まぁ、文章の妙とか比べもんにならんが。
本の重量も軽かったけど中身もそんな感じ。
心温まる良い感じな話だったが、どこをどう読めば、今年NO1の作品と捉えられるのかは分からなかった。
特番の2時間ドラマって感じ。


2009年11月23日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年11月23日) |

片眼の猿―One-eyed monkeys (新潮文庫)

道尾 秀介

/ 新潮社 / 2009年06月27日 発売



ちょいハードボイルドって感じ。
サラっと読めて面白かったけど、ちょっとベタ過ぎじゃ・・・と思っていたらしっかり最後は騙された。
でもちょっと無理があるんじゃ・・・とも。
「彼は心配事があると焼き豚をつくる癖があるから」(p.287)がかっこよかった。


2009年11月23日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年11月23日) |

ヘヴン

川上 未映子

/ 講談社 / 2009年09月02日 発売



乳と卵の読了後の腹立たしさが嘘のよう。
最低の本と称したあの作品から、こうも化けるものなのか。最低といいながらまたも手を出したのはどういうことなのか・・・
後半のコジマはちょっと理解できなかったけど、帯の言うように涙がとめどなく流れた。
お母さんの一言が何ともいえない。
素晴らしい作品だった。
今、乳と卵をもう一度読んだらちょっとは違った感想を持てるかもしれない。


2009年11月23日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年11月23日) |

凍りのくじら (講談社文庫)

辻村 深月

/ 講談社 / 2008年11月14日 発売



一人ひとりの人間、一つ一つの出来事、関係を丁寧に描こうという意志が伝わってきた。ドラえもんの道具に見立てて物語を進行するという発想も斬新であきさせないものとなっていた。
資格試験の勉強をしなければならず、なかなか読む時間を取れなくて時間は掛かったが、まぁ面白く読むことが出来た。
ただ、やはり、かきたいことを全部かいてしまって結局何が言いたいのか分からないということや、ずっとヒューマンドラマを通してきたのに最後に変なサスペンス的な中途半端な落ちを付けようとしてしまったのももったいなかった。悪くないけど凄くいいという訳ではない。暇なら読めば程度の小説。特に心に残るシーンなども無かった。
(2009.10.02)


2009年10月02日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年10月02日) |

終末のフール

伊坂 幸太郎

/ 集英社 / 2006年03月24日 発売



(再読)
何だか文庫が物凄く売れているようで、それを聞いたらもう一度読みたくなって再び手に取るに至った。
前回読んだのは2年前ということもあり、良い本だったということは覚えていても、それぞれの話となると多分こういう話だった程度にしか覚えておらず、楽しく読むことが出来た。
不思議なもので全く同じ本なのに読んでいるときの自分の心境や環境の違いでまるで違ったものに見えるもんだなぁと思った。
最初に読んだ当時はダントツで鋼鉄のウールが良かったと思っていたはずだけど、今回はダントツで太陽のシール。
おっちゃんたちが集まってサッカーをするのとかいいな。
(2009.09.10)


2009年09月10日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年09月10日) |

シャドウ (創元推理文庫)

道尾 秀介

/ 東京創元社 / 2009年08月20日 発売



久しぶりに謎解きを楽しめるミステリーを読んだという印象。こうなのか?・・・やっぱね。 こうなのか?・・・なるほどそう来たか。みたいな。
やや後出しで出してきたネタもあったように思えたが、楽しかったから良いとしよう。ラットマン以降の凄みはまだそれほど感じられなかったがこういう小説を経て今の道尾さんがあるんだなあと納得した。
どことなく、ラットマンや、龍神に繋がるところがあるような気がする。
結末の持って行き方は同意しかねるが兎に角、楽しく読めた。それでいい。
(2009.09.02)


2009年09月02日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年09月02日) |

あるキング

伊坂 幸太郎

/ 徳間書店 / 2009年08月26日 発売



自分が読みたい物語を自由に書きたかったが結局自由に書いていなかったのではとあとがきで述べている。
何だろう。僕は今までの伊坂作品の中でも事の他ストレートに訴えたい思いを主人公に託した作品になっていると思った。(あくまで勝手な読みだけど)
モダンタイムズの井坂好太郎然り、今回の王求然り。
小説が好きで面白い小説を書き続けてきたらいつしか自分では操れないほどの大きなものとなってしまっていて、何故小説を書いているのか分からない。
だから、小説を書くということを通じて何か新しいこと(予告ホームラン)をしようとしている思いを乗せているんじゃないかなと感じた。
その戦いを勝手に想像して苦しんでるな伊坂さん。と、これまた勝手に思ってしまった。
全く、見当違いかも知れないのだけれど。
あぁ、あの頃は良かったなぁと思いを馳せてしまった。
ガンバレ!あるキング!
(2009.08.29)


2009年08月29日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年08月29日) |

ドーン (100周年書き下ろし)

平野 啓一郎

/ 講談社 / 2009年07月10日 発売



ある集まりで遊ぶときの自分のポジションはどうあるべきだったか、なんてことを集まりごとで思い出してから遊びにいくだとか、友達と上司に接する自分は当然のごとく違うだとか、無意識のうちに多くのディヴィジュアルを僕(人)は持っているものだと改めて気づかされた。 20数年後を想像した描写はそれだけでとても楽しく読むことが出来たし、それだけじゃない、思想とか意義とか何つうかそういう思念的なものがふんだんに混ぜ合わされていて読み応え抜群だった。とても楽しく読むことが出来た。(登場人物がカタカナでしかも多いってのはちょっと苦しかったけど)
決壊を受けてのドーンという印象を強く持った。
自叙伝をつづって、主人公が今後より魅力的に活動するにはどうしたら良いかというアプローチの方法で人生を解いていた場面。
最後に読者に提唱してくれた、どう生きるべきかというダイエットの話が好きだった。
ジョージオーウェルの1984年にしろ、未来に希望は無いのだろうか---。
読書する時間と同じくらい物語について考えた作品だった。ここ最近読んだ中では一番良かった。
(2009.8.25)


2009年08月25日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年08月25日) |

さくら (小学館文庫)

西 加奈子

/ 小学館 / 2007年12月04日 発売



 こういう小説が一番性質が悪いように思う。家族の温かみで売ってお涙頂戴ものを作ろうとしつつ、その中で何かを訴えようとしているのだけれど結局両方中途半端で何がしたかったのかまるで分からない。
ある程度型にはめた小説を作る場合にはどっぷり使ってしまう何かが無いと。正直どこで泣けばいいのかまるで分からなかった。人が死ねば泣くって当たり前のことをただ書いてあるだけ。
 分からない。
(2009.08.13)


2009年08月13日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年08月13日) |

一九八四年[新訳版] (ハヤカワepi文庫)

ジョージ・オーウェル 高橋和久

/ 早川書房 / 2009年07月18日 発売



半世紀以上前に書かれた小説とは思えないくらい、斬新で新しい感覚を持った小説だった。物凄くピンピンに現代を生きていた。
もちろん僕は世の中がそう言えば2+2が明後日くらいには当然4で無くなっていると何の疑いも無く信じてしまう部類の人間であるということもあり、この小説を手にしたのはもちろん1Qなんちゃらの影響だ。こう、読んでみてこの小説を前に読んでいたからといって1Qなんちゃらの印象が変っていたとはあまり思えない。というか、そんなことよりもこの小説そのものに吸い込まれる力がすごくてそれどころではなかったといった印象である。
はて、この小説が面白かったかと聞かれれば、僕はつまらなかったと答える。ただ、読んでよかったかと聞かれればよかったと答える。そんな小説。
正直、1948年に1984年という遠い未来を書いた小説にすんなり入っていけって言うほうが無理な話である。あげくのはてえらく苦しんでようやく楽しめるようになったのは3章の前後辺り。何度止めようかと思ったか分からない。
こういう小説を読むことがイコール読書といえるような気がする。ただ、こんな小説ばかり読んでいたら近いうちに僕は読書が嫌いになってしまう。
多くのことが含まれている。テレスクリーンのある世の中を想像する。救いの無い憧憬がぼんやりと浮かんでくる。
に、しても脱字酷くないか?演出なのか?
(2009.08.04)


2009年08月04日 | コメント(0) | 読み終わった (2009年08月04日) |


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