駄作中の駄作。
そんな予感はしながらも読み進めていったが、最後の2ページで確信し呆れて笑ってしまった。
むしろ作者にとってはこのオチこそがこの作品を書きたかった理由かもしれないが、それにしても粗末過ぎる内容。
途中で書くのを飽きたのかとも思える手抜きな描写、終盤に至っては進行の殆どが会話。場面転換も唐突過ぎる。
小林泰三の作品はこれまで「玩具修理者」「人獣細工」「海を見る人」を読んできて外れのない作者だと半ば確信してこの「人造救世主」を手にとったのだが読み終わって後悔しかない。
最後まで読み切れたのは他の作品と比べてあまり頭を使わずに読めたところにあるかもしれない。がっかりした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年2月28日
- 読了日 : 2014年2月28日
- 本棚登録日 : 2014年2月28日
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