センス・オブ・ワンダー

  • 新潮社 (1996年7月29日発売)
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本棚登録 : 3831
感想 : 455

内容(「BOOK」データベースより)
子どもたちへの一番大切な贈りもの。美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性「センス・オブ・ワンダー」を育むために、子どもと一緒に自然を探検し、発見の喜びに胸をときめかせる。

レイチェルカーソンと言えば環境の話しをすると必ず名前が出て来ます。「沈黙の春」は永遠のマスターピースとして君臨していますが、これは内容うんぬんではなく、発展こそが美徳であり最大の命題で、自然環境など二の次だった時代に敢然と立ちあがって警鐘を鳴らしたレイチェルの生き方にこそ共感すべきもので有ります。今となっては間違いを指摘される内容が色々有るようですが、その時にできる最大限を指示した記録としてとても重要な本でありました。
話しはそれましたが、そのレイチェルが最後に残したメッセージを訳し、本に残したという点でとっても貴重なものです。
内容としては次世代に残せるものは、知識よりも共に興味を分かち合う心そのものであるという事です。シンとした気持ちになる穏やかな本です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年7月26日
読了日 : 2017年7月25日
本棚登録日 : 2017年7月25日

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