水を守りに、森へ: 地下水の持続可能性を求めて (筑摩選書 32)

著者 :
  • 筑摩書房 (2012年1月1日発売)
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本棚登録 : 72
感想 : 10
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水資源・森林関係書籍でおもしろそうなものを見つけたため、買ってきました。
初めて購入する表紙タイプだったので無駄に緊張しました。

著者はサントリーに勤める企業人の方です。
購入当初はてっきり学者の方だと思っていたので、読んでみて少なからず驚きました。
内容は今までにサントリーで行ってきた、地下水涵養を目的とする森林保全。
森林が国土の2/3を占める日本で、今森林の多くは放置され荒れ放題となっている。
著者は、あくまで飲料生産という企業の生命線を守るために、その要となる地下水保全を見据えて日本各地の森林を復活させるプロジェクトを実行しています。
実際に行ってきた活動の紹介なので説得力があると共に、元コピーライターであるという経歴からか非常に文章が簡素で読みやすく感じます。
「社会貢献から、本業へ」の一言に、企業が取り組める環境保全活動のあるべき姿を感じられた気がします。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養書籍
感想投稿日 : 2013年1月13日
読了日 : 2013年1月13日
本棚登録日 : 2013年1月13日

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