カエルの楽園 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2017年8月27日発売)
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本棚登録 : 4645
感想 : 394
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この本は3つの理由でヤバイ。
1.話の展開が分かるのに小さく現実感ある意外性で飽きずに読めるヤバイくらい面白い小説である事。2.日本の現実を適切に捉えてる一方読後の感想として逆に軍国主義に流れるのが救いになりそうと思わせる事。3.結構流行っているが仮にこれを読んで世の中の人が反応しなかったらどこまで理解のない国民なんだと絶望してしまいそうな事。
すっげぇ面白い。だからこそ禁書にしても良いんじゃないかって思える毒を孕んでて、それで世の中に問いかけてるこの問いかけ、すごくゾクゾクする。道徳の時間で取り上げてみんなで色々考えられると良いなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2017年9月30日
読了日 : 2017年9月30日
本棚登録日 : 2017年9月30日

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