20世紀の終わりごろに颯爽と登場した、ある意味で革命的なボーイズラブ作品。けっこうハード系なボーイズラブの割に、描写の方はとてもライトでポップで底が浅く、そのギャップが新鮮だと評価する向きも多かった。特に男子(腐男子)には読みやすいボーイズラブ作品だと思う。女子(腐女子)の方々は、この作品についての評価は両極端に分かれていた印象。本作品は村上真紀のデビュー作であり、ほぼ唯一といっていい作品でもある。今は無きソニーマガジンズの「きみとぼく」という雑誌に連載され、ソニーマガジンズコミックス全12巻(絶版)として刊行されたのち、幻冬舎に移管されてバーズコミックス・ガールズコレクション全12巻(絶版)として再刊行された。現在はバーズコミックススペシャル全12巻として刊行中である。米国で発売された初めての日本のBL作品とも言われているが、真偽のほどは定かでない。(さすがに、初めてってことはないような気がするが…)
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2014年6月8日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年6月7日
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