ユニバーサルデザイン総合研究所の赤池学氏が、1997年から2000年にかけての雑誌連載記事を1冊にまとめたもの。モノ作りを極めた36社の先端技術を紹介している。当時はITバブル全盛期にもかかわらず、デジタル技術への偏重に厳しい警鐘をならし、アナログとデジタルの融合を主張しており、当時から慧眼を備えていたことが分かる。アナログとデジタルの融合に関しては、ようやく世の中の方も追いついてきた感があるけれども、これからは「顧客の先にいるステークホルダー」を意識したモノ作りをできるかどうかが、イノベーションを起こす鍵となるのであろうか?あとは「感性」に訴えることと。
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カテゴリ:
科学・技術・知財
- 感想投稿日 : 2013年5月19日
- 本棚登録日 : 2013年5月18日
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