霧のソレア

著者 :
  • 光文社 (2008年3月20日発売)
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本棚登録 : 143
感想 : 34
4

ロサンゼルス発成田行きのジャンボジェット。
運命のいたずらから、誤って爆弾がしかけられた!!

引退間近のベテラン機長と女性副機長。

ジャンボが成田にたどり着くまでのメインストーリーと、テロリストとアメリカ、ロシア、ドイツ、日本の諜報機関と軍隊、機関士、機内乗務員、乗客、成田管制塔それぞれのサイドストーリーが張り巡らされ、単なるパニックものではない重厚な読み応えのある一冊でした。

心にせまるのは「最後まで決してあきらめなかった」という女性副機長の父親で伝説のパイロットの墜落事故。

最後まであきらめず、前を向く決意をした副機長とそれを支えた亡き父親と機長の絆が素敵でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書 ミステリ
感想投稿日 : 2014年3月9日
読了日 : 2014年3月5日
本棚登録日 : 2014年3月5日

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