英語で話す日本の名所 (講談社バイリンガルブックス) (講談社バイリンガル・ブックス)

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  • 講談社インターナショナル (2009年2月12日発売)
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感想 : 2
3

対訳で左に日本語、右に英語がレイアウトしてあり読みやすい。英語もそれなりに平易で(日本固有のものを表現するときには、それなりに難しい単語も出てくるけど、まぁ高校1年ぐらいのレベルでしょう)、外国人がそのまま読むだけでなく、日本人が読んで学ぶことも視野に入れている感じ。

読んでいると、思いのほか自分の国のことを知らないなぁということに気づかされる。ここに出てくる名所旧跡、半分も行ったことない気がするし。
誤解されずに自国のことを紹介する、ということを考えると、ここに載ってるぐらいの「ベタな」観光名所は、行っといたほうが良いんでしょうねー。

個人的には京都五山の送り火を「Farewell Bonfire of the Five Mountains」と訳すというのにちょっと笑えた。Bonfireて。そんなに「そのまんま」な訳でいいんだー、というのが意外。

ただ、残念ながら基本的な記載ミス(英語のミススペル、英単語の間違い、数字データが日本語ページと英語ページで違うなど)がそこそこ多い。特に「白虎」を「white dragon」と書いちゃってたりとか、「140か国以上」を「about 40 countries」とかにしちゃってるのは、正確を期すべきガイド本として致命的。
そんな「ガイドブックなのに情報が間違ってる」という点で☆を2つ引いて、評価はこんなところかな、という感じです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際
感想投稿日 : 2013年8月10日
読了日 : 2013年8月10日
本棚登録日 : 2013年8月10日

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